SES企業の見分け方とは|優良企業の特徴や契約時の注意点を解説

SESでエンジニアを確保しようと考えているけれど、契約する企業の見分け方が分からないと悩むケースは多いです。そもそもSESを展開している企業の特定が難しく、なかなか契約にまで進めないことも珍しくありません。本記事ではSESを展開している企業の見分け方に加えて、優良なSES企業の特徴を紹介します。

SESとはどのようなサービスか

SES企業を見分けるには、まずSESの基本について知っておきましょう。以下では、SESというサービスの基本的概要について解説します。

SESとは「システムエンジニアリングサービス」の略称

SES(System Engineering Service)とは、エンジニアを確保する際の契約方法の1つです。多数のエンジニアを採用しているSES企業と契約を締結し、自社に労働力として人材を提供してもらうのがSESの特徴です。契約するとSESエンジニアが客先常駐で働いてくれるため、自社の職場にあわせて仕事をしてくれます。

SESエンジニアを活用するには、SES企業と契約を結ぶ必要があります。しかし、SESだけを生業にしている会社ばかりではないため、どのような企業がSESを提供しているのかを見分ける方法を知るのもポイントです。

SES企業かどうかの見分け方

SES企業かどうかを見分けるには、いくつかのチェックポイントがあります。以下では、SES企業の見分け方について解説します。

SESの記載が事業内容にある

事業内容にSES(またはSystem Engineering Service)の記載がある企業は、SES企業だと見分けられます。SESを主軸にしている企業であることが考えられるため、エンジニアの質にも期待できます。

まずは企業のホームページやSNSなどを確認し、SESの記載がないかチェックしてみると良いでしょう。

ビジネスパートナーや協力会社を募集している

SESはエンジニアを客先常駐させる事業であるため、ビジネスパートナーや協力会社を募集しています。安定して案件確保を目指すために、パートナー企業を探しているのがSES企業の特徴です。

パートナーが多い企業は、すでに多くの実績があったり、ホームページにパートナー募集専用の問い合わせフォームがあったりといった特徴がみられます。実績が多いと安心して依頼がしやすく、適切なスキルを持った人材のアサインやフォローに期待できます。

従業員数に対してオフィスが小さい

SESは客先常駐でエンジニアを提供するため、本社のスペースは小さいという特徴があります。従業員数に対してオフィスが小さい企業は、SESを提供している可能性があると見分けられるでしょう。

住所を調べてオフィスとして活用されているのかを、スペースの大きさから判断するのも1つの方法です。

勤務場所が明記されている

SESは決まった場所で働くわけではないため、募集要項の勤務場所が「本社または東京都内(およびその近郊)」などと記載されているケースがあります。複数の支社を持たない会社がこのような記載をしている場合、SESを提供している可能性が考えられます。

募集要項から勤務場所を確認し、どのような記載がされているのかで見分けることも可能です。

優良なSES企業の見分け方

SESを活用する際には、優良なSES企業かどうかを見分けるのも重要です。以下では、優良なSES企業だと判断する際のポイントを紹介します。

教育制度やスキルアップ制度が充実している

従業員の教育やスキルアップに力を入れているSES企業には、質の高い人材を提供してくれることに期待できます。仕事に対するモチベーションが高いエンジニアも多いと予想されるため、高パフォーマンスを発揮してくれる可能性があります。

教育制度やスキルアップ制度を整備しているSES企業は、独自のノウハウを持っている可能性もあるため、具体的なアドバイスをしてくれるケースもあります。

従業員へのフォロー制度が整っている

客先常駐で働く従業員に対して、精神面でのフォローをしている企業は優良だと見分けられます。他企業で働くことにストレスを覚える人も多いため、フォロー制度の有無でエンジニアのやる気が変わることもあります。

営業担当者がエンジニアの知識を保有している

自社のニーズに合う人材を紹介してくれる可能性が高まるため、SESの営業担当者もエンジニアに関する知識を持っていると安心できます。営業担当者と打ち合わせを重ねながら、エンジニアへの理解があるか見極めるのもポイントです。

SES企業に依頼する流れ

SES企業に依頼する際には、基本となる流れがあります。以下では、SES企業の利用時にどのような流れで契約するのかを解説します。

SES企業に問い合わせる

まずは気になったSES企業に対して、メールや問い合わせフォームなどからコンタクトを取ります。その後、営業担当者から連絡が来るため、打ち合わせのタイミングを決めて実際に話をしましょう。

ヒアリングから自社が求めるエンジニアを提示する

営業担当者とのヒアリングを通して、自社が求めているエンジニアの特徴やスキルを提示します。ミスマッチが起きないように、考えられる要望はすべて伝える必要があります。事前に求めるエンジニア像を明確にして、正確に必要な人材の特徴を伝えられるように備えましょう。

単価設定や期間を決めて契約に移行する

エンジニアの単価や契約期間を定めて、具体的な契約に移行します。契約書の内容を精査し、問題がない場合には契約を締結してエンジニアを紹介してもらいましょう。

SESでエンジニアを確保する際の注意点

SESを使ってエンジニアを確保する際には、いくつか注意点があります。以下では、SESでエンジニアを確保する際に注意すべきポイントを解説します。

SESでは指揮命令に注意が必要

SES企業と契約を結ぶ際には、一般的に「準委任契約」を締結します。この準委任契約では指揮命令権がSES企業にあるため、クライアント企業がエンジニアに対して直接指示や命令が出せません。現場で指揮命令にあたる行動を取ると、偽装請負の疑惑がかけられるリスクがあるため注意が必要です。

必要なエンジニアの詳細を決めておく

どのようなエンジニアが必要なのか判然としないままでは、SES企業に依頼してもミスマッチが起きる可能性が高いです。まずは社内で必要なエンジニアのスキル、経験、特徴などを話し合って、具体的な人物像の構成が求められます。現場の声を参考にして、どのような人材が足りていないのかを把握することもポイントです。

エンジニア確保なら「エンジニア派遣サービス」もおすすめ

エンジニアを確保するのなら、SESだけでなく「エンジニア派遣サービス」の活用もおすすめです。

アイエスエフネットのITインフラエンジニア派遣サービスなら必要なときに欲しいエンジニアを確保できる

エンジニア派遣サービスとは、エンジニアを派遣契約で提供するサービスを指します。派遣契約では指揮命令権がクライアント企業にあるため、必要に応じてその場でエンジニアに指示や業務変更を打診できます。

「アイエスエフネットのITインフラエンジニア派遣サービス」は、2,000名を超える派遣エンジニアを正社員雇用しているため、あらゆるニーズを満たせる人材を派遣可能です。派遣後のフォロー体制も充実しているため、派遣エンジニアが職場で高いパフォーマンスを発揮してくれることに期待できます。

まとめ

SESエンジニアを活用する際には、まずSES企業を見分ける必要があります。どのような特徴があるのか、優良企業と判断するポイントは何かといった点を、この機会にチェックしてみてください。

エンジニア不足解消には、SESだけでなくエンジニア派遣サービスの利用もおすすめです。派遣エンジニアなら指揮命令権を気にすることなく、臨機応変に人材を活用できます。アイエスエフネットのITインフラエンジニア派遣サービスは、これまでの実績で得た多彩なノウハウを使って、最適な人材をアサインして事業をサポートします。

アイエスエフネットのITインフラエンジニア派遣サービスならではの特徴をご確認いただき、ぜひ派遣エンジニアの導入をご検討ください。

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