派遣エンジニアの手取りはどれくらい?採用コストの計算方法を解説
派遣エンジニアを採用する際には、さまざまなコストがかかります。事前にコストを把握する方法として、派遣エンジニアの手取りを知ることがあげられます。本記事では、派遣エンジニアの手取りの目安や計算方法、採用にかかるコストについて解説します。派遣エンジニアの採用を検討する際には、手取りがどれくらいかについても確認してみてください。
Contents
派遣エンジニアの手取りはどれくらい?
派遣エンジニアの手取りは、ある程度の目安を立てることが可能です。以下では、派遣エンジニアの手取りについて解説します。
手取りは総支給金額の8割程度が目安になる
手取りとは、実際に手にできる給料を意味します。所得税、住民税、社会保険料などを、総支給金額から差し引いたものが手取りです。一般的に、手取りは総支給金額の8割程度が目安になるケースが一般的です。所得税や住民税などは、収入が多いほど納税額が増えるため、手取りの減少幅が大きくなります。
派遣エンジニアの手取りは高めの水準
派遣エンジニアの手取りは、ほかの派遣スタッフと比較して高めの水準にあります。株式会社リクルートの「派遣スタッフ募集時平均時給調査」によると、三大都市圏の12月度平均時給は1,613円です。IT・技術系の職種は、過去最高額を記録しています。手取りの金額からも、派遣エンジニアの需要の高さが分かります。
※参考:2022年12月度 派遣スタッフ募集時平均時給調査 三大都市圏の12月度平均時給は前年同月より31円増加の1,613円|株式会社リクルート
派遣エンジニアの手取りを計算する方法
派遣エンジニアの手取りは、「総支給金額 ー 各種社会保険料・税金」で計算できます。社会保険料には、健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料、介護保険料(40歳以上の場合)があります。税金には所得税などが該当します。これらの各種社会保険料と税金を合計した金額を、総支給金額から差し引くことで手取りを計算可能です。
派遣エンジニアの給料体系について
派遣エンジニアの給料体系には、「月給制」と「時給制」があります。一般的には、派遣エンジニアの給料は時給で計算されます。そのため労働時間が長いほど、手取りも増加します。派遣エンジニアの時給は、おおよそ2,000円前後が相場になることが多いです。東京都の最低時給が、令和4年10月1日より1,072円になりましたが、派遣エンジニアはその2倍近い時給で働くことが可能です。
派遣エンジニアの手取りが高い理由
派遣エンジニアの手取りが高いことには、さまざまな理由があります。以下では、派遣エンジニアの手取りが高額な主な理由を解説します。
派遣エンジニアはそもそもの時給単価が高い
派遣エンジニアはほかの職種と比較して、時給単価が高いです。派遣エンジニアの需要が高く、人材不足に悩む企業が多いため、その価値が時給に表れていると考えられます。派遣エンジニアの需要は今後も高い状態が続くと予想されるため、時給が上がる人も増加する可能性があるでしょう。
派遣エンジニアは労働時間が長い傾向にある
派遣エンジニアは、労働時間が長くなりやすい特徴もあります。繁忙期のエンジニアは、多くの残業をするケースも珍しくありません。結果的に残業代が増えて、総支給額が増えやすい点も、手取りが高い理由の一つです。
派遣エンジニアの採用時・採用後にかかる費用の内訳
派遣エンジニアの採用時と採用後には、さまざまな費用がかかります。以下では、派遣エンジニアを採用する際にかかる費用の内訳を解説します。
イニシャルコスト
イニシャルコストとは、採用の初期にかかる費用のことを指します。例えば、求人情報を掲載する広告費、専門スキルを学ばせる教育費などが、イニシャルコストに含まれます。派遣エンジニアの場合、特に正社員雇用しているエンジニアを派遣する労働者派遣の派遣会社は、社内で教育などを実施してくれるケースが多いため、イニシャルコストは安い傾向にあります。
ランニングコスト
ランニングコストとは、継続してサービスなどを利用する際にかかる費用のことを意味します。派遣エンジニアを活用する限り、賃金などの費用がランニングコストとして発生します。派遣の利用時にランニングコストを削ることは難しいため、事前にどの程度の費用がかかるのか確認が重要です。
残業代
派遣エンジニアも労働基準法に則り、1日8時間・週40時間の労働に対しては残業代が支払われます。残業代は通常の時給に対して、プラス25%で計算されます。そのため、残業が多くなると、その分支払う賃金は高くなります。残業が増える時期には、残業代によるコスト増加に注意が必要です。
交通費
派遣エンジニアを採用する場合、勤務先までの交通費を派遣先企業が負担するケースがあります。交通費は派遣先企業と派遣元企業のどちらが負担するのか、明確なルールはありません。そのため、派遣エンジニアに交通費が必要な場合には、派遣会社と相談したうえでどちらが負担するのかを決める必要があります。
派遣エンジニアの手取り(収入)を左右する要因
派遣エンジニアの手取り(収入)は、あらゆる要因によって変動します。以下では、派遣エンジニアの手取りを左右する主な要因を紹介します。
派遣エンジニアが働く地域によって手取りが変わる
派遣エンジニアは、働く地域によって手取りが変わります。地域によってエンジニアの数や需要が異なり、結果的に手取りを左右することにつながります。基本的に都心部に近い場所の方が、平均時給が高くなっています。派遣エンジニアの時給も高い傾向にあるため、手取りが増えやすいです。
派遣エンジニアの業務に関係するスキルや資格の有無
派遣エンジニアの業務に関係するスキルや資格を持っていると、評価が高まって手取りが増える可能性があります。優秀なエンジニアを採用しようと考える場合には、相場よりも高い賃金が必要なケースも想定されるでしょう。事前に必要なスキルや資格を明確にして、派遣会社に費用を見積もってもらうのがポイントです。
派遣エンジニアの採用時にはマージンも計算に入れる
派遣エンジニアの採用時には、「マージン」も計算に入れる必要があります。以下では、マージンの基本について解説します。
マージンとは?
マージンとは、派遣会社に支払う手数料などのことを意味します。派遣エンジニアを採用する場合に必要な、各種費用や営業利益がマージンに該当します。一般的に派遣の利用時にかかるマージン率は、30%前後となっています。マージン率は情報公開の義務を負うため、事前に派遣会社のホームページなどで確認できます。
マージンも派遣エンジニアを採用するうえで必要な費用
マージンは、派遣エンジニアを採用するうえで必要な費用です。マージンで得た利益を活用して、派遣会社はエンジニアの福利厚生や、教育制度を充実させているケースが多いでしょう。マージンが相場よりも極端に低い派遣会社は、派遣エンジニアに十分なサポートをしていない可能性も考えられます。そのため、事前にマージン率をチェックし、相場から外れていない派遣会社を選ぶことが重要です。
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まとめ
派遣エンジニアの手取りは、一般的に総支給金額の8割程度が目安になります。各種保険料や税金などを差し引いた金額が、派遣エンジニアが受け取る手取りとして計算されます。派遣エンジニアの給料は時給で決まることが多いため、平均時給を把握しておくことも重要です。この機会に派遣エンジニアが受け取る手取りの計算方法や、時給の相場を確認し、採用時にどの程度のコストがかかるのか確認してみてください。
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