派遣エンジニアの労働実態とは?任せられる仕事内容や給与面についても解説

エンジニアを派遣で採用する際には、その労働実態を把握しておくことがポイントです。具体的にどのような仕事を任せられるのか、どのくらいの契約単価が水準なのかを知ることで、具体的な採用計画を立てられます。

本記事では派遣エンジニアの労働実態と、採用におけるメリット・デメリットを解説します。

派遣エンジニアの労働実態

派遣エンジニアの労働実態を知るには、まず市場規模や派遣エンジニアへのイメージの把握がポイントです。

派遣エンジニアの市場規模は拡大傾向にある

さまざまな働き方が許容される現代において、派遣エンジニアとして働く人は増加傾向にあります。厚生労働省の「労働者派遣事業の令和3年6月1日現在の状況(速報)」を参考にすると、派遣労働者数は約169万人で前年比8.0%増加しています。

ITエンジニアが該当する情報処理・通信技術者の人数は、無期雇用派遣労働者数が135,793人、有期雇用派遣労働者数が24,538人です。派遣労働全体をみると有期雇用が多い傾向にありますが、エンジニアの場合は無期雇用の方が多い点が特徴といえるでしょう。

派遣エンジニア=労働環境が悪いというイメージは根強い

派遣エンジニアの人数が増加している一方、ネガティブなイメージを持っている人も多いのも実態の1つです。「労働環境が悪い」「正社員と扱いが違う」といった、過去のイメージを引きずっている人も少なからずいます。

そのため、企業側も派遣エンジニアを採用するべきなのか判断が難しくなることも多いでしょう。

労働者派遣法の改正によって派遣エンジニアの労働環境は改善されつつある

派遣エンジニアの労働実態は、労働者派遣法の改正によって変わりつつあります。以下では、派遣エンジニアの現在の労働実態について解説します。

2015年に労働者派遣法が改正された

2015年に労働者派遣法が改正され、派遣労働者が働きやすい環境が構築されはじめました。派遣エンジニアを取り巻く環境も変わり、以前よりも働きやすくて平等な職場が提供されつつあります。

その結果、派遣エンジニアに対するネガティブなイメージは少しずつ改善され、派遣で働くことを選ぶ人も増えています。今後も労働者派遣法による環境改善が進めば、派遣エンジニアとして働く人は増加すると予想されます。

派遣エンジニアに任せられる仕事内容

派遣エンジニアを活用する際には、任せられる仕事内容を事前に確認しておくのも重要です。以下では、派遣エンジニアに任せられる仕事内容を解説します。

派遣エンジニアは自分で仕事内容を選べる

正社員と異なり、派遣エンジニアは自分で仕事内容・業務案件を選択できます。そのため自分の得意なことや身につけたいスキルを優先して、仕事を選択する人が多いのが特徴です。

派遣エンジニアを採用する場合には、事前に任せたい業務内容を派遣会社に伝え、条件にマッチする人材を紹介してもらうのがポイントです。業務内容や必要なスキルを明確にしてから、派遣エンジニアの採用に進みましょう。

エンジニアの職種によっても仕事内容が変わる

派遣エンジニアとして働いている人の職種によって、任せられる仕事内容は変わります。例えばITインフラエンジニア、Webエンジニア、システムエンジアなど、エンジニアも複数の職種に分けられています。それぞれのエンジニアは各領域で、専門知識・技術を用いて働いています。

派遣を活用する際にはエンジニアの職種を確認し、自社に必要な仕事を任せられる人材を採用する必要があります。

派遣エンジニアの給与実態について

派遣エンジニアの給与実態を知ることで、実際に派遣を活用した場合のコストを把握しやすくなります。

派遣エンジニアの平均時給は比較的高い

ジョブズリサーチセンターが実施した「2021年3月度 派遣スタッフ募集時平均時給調査」によると、派遣エンジニアの平均時給は2,177円です。三大都市圏(関東・東海・関西)における全体の平均時給が1,719円であることから、派遣エンジニアの給与は高めだといえるでしょう。高スキル人材は更に高く、時給単価が6,000円を超えるような人材もおります。

IT人材の人手不足が加速していることから派遣エンジニアの需要は高まり、平均時給も上がる可能性があります。

派遣エンジニアの給与は地域によって変わる

派遣エンジニアの給与は時給によって決まるため、地域の最低労働賃金が影響します。どこで働くかによって、派遣エンジニアに支払う給与に差があります。

基本的に最低労働賃金は都市部の方が高いため、派遣エンジニアの給与水準も高くなりがちです。

派遣エンジニアを採用するメリット

派遣エンジニアを採用することには、多くのメリットがあります。以下では、派遣エンジニアに仕事を任せるメリットを解説します。

豊富な経験を持つ派遣エンジニアに働いてもらえる

派遣エンジニアとしての経験が長い人ほど、多くの企業で働いてきた実績を持つケースが多いです。さまざまな企業で働いた経験は、エンジニアのスキルを育てるきっかけになります。

豊富な経験を持つ派遣エンジニアを採用すれば、蓄積してきたノウハウを活かして働いてくれるため、自社の課題解決に役立ってくれる可能性があるでしょう。

自社のエンジニア育成に活かせることも

高いスキルを持つ派遣エンジニアを採用することで、自社エンジニアの成長を促せる可能性があります。仕事のやり方などを参考にすることで、自社エンジニアの基礎スキルが向上するケースも多いでしょう。

派遣エンジニアの能力と自社の環境次第では、教育を仕事内容に含めることも検討されます。ベテランの派遣エンジニアに新人エンジニアの育成やフォローしてもらうことも1つの方法です。

派遣エンジニアと働く際のデメリット・注意点

派遣エンジニアを採用してともに働く場合には、いくつかデメリットや注意点もあります。事前に詳細を確認し、対策できるように備えることもポイントです。

情報漏洩に注意する

近年はテレワークの普及によって、仕事を自宅に持ち帰るケースも増えています。派遣エンジニアを採用する場合、持ち出しによる情報漏洩等のトラブルが発生しないように注意喚起が必要です。

情報の持ち出しに条件や手続きを設けるなど、派遣エンジニアの採用をきっかけに明確なルールを制定することも考えられます。

スキルアップを求めて職場を変える派遣エンジニアが多い傾向

派遣エンジニアとして優秀な人材ほど、スキルアップを求めて職場を移動するケースが多い傾向にあります。ずっと働いてほしいと交渉しても、叶うとは限らない点が派遣エンジニアを活用するデメリットになります。

契約期間の満了時に更新できない可能性を考慮して、業務のスムーズな引き継ぎが行えるように備えるのもポイントです。

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まとめ

労働者派遣法の改正などによって、派遣エンジニアも快適に働ける環境が整いつつあります。従来のイメージである「派遣は待遇が悪い」といった要素は、実態とは異なりつつあります。派遣エンジニアとして働く優秀な人材が増えると予想されるため、今後企業は人手不足の解消につながる手段として派遣サービスを活用することを選択肢にいれても良いのではないでしょうか。

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