外国人エンジニアを派遣で雇うメリットって?選び方も解説!
「優秀な人材を確保したい」「グローバル化を目指している」と考える会社においては、外国人の雇用を検討するケースもあるでしょう。
しかし、外国人人材を探すうえでは、在留資格や滞在期間の確認など、多くの項目を調査する必要があります。
その際に役立つのが外国人エンジニアの派遣サービスです。
この記事では、外国人エンジニアの人材派遣会社の特徴・選び方のポイント・活用するメリット・デメリットについて紹介します。ぜひ参考にしてください。
Contents
日本における外国人の雇用状況
厚生労働省が令和2年10月に発表した「外国人雇用状況」によれば、外国人従業員数は約172万人です。
令和元年は約165万人、平成30年は約146万人と、増加傾向にあることがわかります。
日本ではIT人材が不足しており、さらに日本人人口が減少しているため外国人従業員に頼らざるをえない状況です。
今後もますます外国人の雇用が活性化されていくと予想されています。
※参考:https://www.mhlw.go.jp/content/11655000/000729116.pdf
人材派遣会社とは
人材派遣会社とは、スキルを持っている人材を紹介してくれるサービスです。
エンジニア向けの人材派遣会社であれば、派遣先会社に最適な人材を紹介してくれます。
正社員採用では社員と自社で雇用契約を結ぶ仕組みです。しかし派遣では自社と人材派遣会社で契約を結び、契約締結後に人材派遣会社に対して料金を支払います。
外国人エンジニアの人材派遣会社とは?
外国人の人材派遣会社は、厚生労働大臣から許可を受けて外国人従業員を派遣している事業のことで、海外の人材を対象としたサービスを提供しています。
人材派遣会社によっては、外国人エンジニアを採用するからこそ必要になる書類手続き・労務管理なども代行してくれます。
外国人スタッフを採用する際は就労ビザ取得などで時間がかかりますが、人材派遣会社を活用することでスピーディーに外国人エンジニアを確保できるでしょう。
外国人エンジニアの派遣会社を選ぶ際のポイント
外国人エンジニアの派遣会社を選ぶ際、重要なポイントについて解説します。
外国人の数が多い派遣会社を選ぶ
外国人エンジニアの数が多いほど、自社に合った人材を見つけやすくなります。
登録型の派遣会社であれば、公式サイトで外国人登録者数を公開していところもあるため、目安にしましょう。
ただし、数が多いだけで自社に最適な人材を探せるわけではないため、エンジニアに特化した外国人エンジニア派遣会社を選ぶのもおすすめです。
エンジニアに特化した派遣会社であれば、エンジニアへの情報・知識があるため、派遣先企業・派遣社員への適切なサポートを期待できます。
日本語に対応しているかを調べる
外国人を採用する際に、コミュニケーションが取れないという問題につながるケースが少なくありません。
そのため、高い日本語レベルを持っている人材を探すことが重要です。
派遣先企業の従業員が高い英語力を保持していなければ、外国人の派遣社員が日本語を習得していなければなりません。
その場合、日本語能力試験によってレベル分けしている派遣会社を探し、日本語レベルの高い人材を選択する必要があります。
派遣会社の実績を確認する
実績のある会社を選ぶことも重要です。どのくらい内定につながっているか、内定実績も確認しましょう。
サポート体制が整っていたり、派遣先企業や派遣社員と密に連絡をとったりしている派遣会社は内定実績が高い傾向があります。
自社とのミスマッチを防ぐためにも、内定実績を基準に選ぶべきです。
たとえばスキルのある人材が多いことを売りにしていても、実績がない場合は派遣先企業と登録者のミスマッチが発生していると判断できます。
外国人のエンジニアを人材派遣で活用するメリット
外国人のエンジニア採用で、人材派遣を活用するメリットについて解説します。
高いスキルを持つ人材が多い
外国人エンジニアは、高いスキルを保有している人材が多くいます。
たとえば新興国の若者は、家族への仕送り・新たな技術を学びたいハングリー精神などから強い責任感を持って働く傾向があります。
海外ではエンジニア向けの教育が進んでいることも多く、日本のエンジニアよりも高いレベルを持っているケースもあるでしょう。
そのため、バイタリティーのある外国人エンジニアだからこそ、日本人エンジニアには解決できない問題を解決につなげてくれる可能性があります。
外国人エンジニアを雇うリスクが減る
外国人エンジニアと直接契約を行う場合、コミュニケーションが取れないケースがあります。
派遣会社を利用することで、日本語力を事前にチェック可能です。
また、外国人はよりよい待遇・ポジションの企業が見つかれば、日本人よりも容易に退職する傾向があります。このような文化の違いによって、早期退職につながるケースが少なくありません。
派遣社員なら就業期間が決まっているケースが多いため、早期退職のリスク回避ができる点も外国人エンジニアを人材派遣で活用するメリットです。
斬新なアイデアが生まれやすい
外国人派遣エンジニアは日本人と異なるバックグラウンドを持つ傾向から、斬新なアイデアを生みやすいです。
たとえば、外国人従業員は、日本人従業員よりもワークライフバランスを重視しています。こういった文化の違いを積極的に取り入れることで、業務効率アップや職場環境を改善できるケースがあるでしょう。
また、海外のトレンドを察知し、新たなアイデアをもとに作業を進めてくれることも期待できます。
多言語対応が可能
外国人派遣エンジニアは多言語対応ができるため、グローバル化に役立ちます。
日本だけで人材を確保していると、アウェーな状態で海外に進出する必要があるでしょう。
その結果、文化への理解やどういったビジネスが人気なのかを理解しづらく、撤退せざるを得ないケースもあります。
一方で外国人エンジニアを雇うことで、言語・文化の両面から外国人の顧客にも対応しやすいです。国・文化に合ったサービス拡大などができるため、企業価値向上にもつながります。
外国人のエンジニアを人材派遣で活用するデメリット
外国人のエンジニアを人材派遣で活用するデメリットについて、解説します。メリットと合わせてチェックしてください。
意思疎通がはかれないケースがある
外国人エンジニアは、コミュニケーションに問題が発生するケースも少なくありません。
日本語をベースに業務を進めている場合、互いに理解ができず、場合によっては異なる認識で伝わってしまうこともあります。
日本語能力が一定水準を越していても、状況・案件によってはうまくコミュニケーションを取れないこともあるでしょう。
また、言語を理解していたとしても、文化の違いによりコミュニケーションのエラーが発生することもあるため、注意が必要です。
ビザ・外国人登録などの本人確認が必要
外国人が日本の企業で働くには、認可が必要です。
その際、パスポートやビザ、在留カード、就労資格証明書など日本人エンジニアであればチェック不要なものも確認しなければなりません。
本来は派遣会社が行う作業ですが、派遣先企業もチェックした方がミスを防げます。
このような外国人エンジニアだからこその手間が発生し、受け入れまでに時間がかかることもあるため注意すべきです。
派遣元事業者がクリーンでない場合もある
外国人に特化した人材派遣業者には、派遣元事業者がクリーンでないケースもあります。
上記で示した本人確認書類は、派遣元会社が確認するだけでも問題ありません。
しかし、場合によっては派遣元会社のチェックが甘く、違法となっているケースもあります。
そういった場合、派遣先企業にも大きな損失があるため、注意が必要です。
損失を防ぐためにも、事前に派遣元事業者が怪しい企業ではないかチェックしたり、派遣された人材の本人確認書類に問題ないか確認したりしましょう。
派遣期間が短くなるケースがある
外国人従業員のビザの有効期限においては、派遣できる期間が短くなるケースもあります。
日本人の場合は原則最長3年まで派遣できますが、外国人従業員はそれ以前に契約が終了することもあるでしょう。
基本的に派遣会社が事前に情報を教えてくれますが、万が一オーバーステイの外国人従業員を受け入れていた場合、派遣先企業も影響があるため注意しましょう。
事前に契約期間は提示してくれるはずですが、しっかりと擦り合わせてミスが無いように確認しておくことが大切です。
まとめ
本記事では、外国人エンジニアの派遣に関する特徴・メリット・デメリットについて解説しました。
外国人を派遣利用する場合、高いスキル・斬新なアイデアが生まれるなどメリットが多いです。しかしその分意思疎通が難しかったり、本人確認が必要だったりデメリットもあります。
少ないリスクで外国人エンジニアの派遣を利用したい方は、エンジニア派遣サービスをチェックしてください。
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