インフラエンジニアの派遣を利用するメリット・デメリットとは？意識すべきポイントも解説

インフラエンジニアを正社員として雇うべきか、派遣に任せるべきかと悩む人もいるでしょう。インフラエンジニアはソフトウェアやネットワークの基盤となる部分のため、高い技術力を保有している人材に任せることが大切です。本記事では、インフラエンジニアの派遣の種類や、派遣に仕事を任せるメリット・デメリットについて紹介します。また、派遣のインフラエンジニアを探す際に意識したいポイントについても解説するため、ぜひ参考にしてみてください。

インフラエンジニアとは？

インフラエンジニアとは、ITにおける基幹部分の設計・構築・メンテナンスを担うエンジニアです。

OS・ソフト・ネットワーク・セキュリティ・サーバーなどのインフラシステムにおける、基礎部分を担います。

業務範囲が広いため、インフラエンジニアにはIT基盤の専門的な知識・実務経験が必要です。

インフラエンジニアの主な仕事・業務内容

インフラエンジニアはネットワーク運用・サーバー管理・仮想化の実現・クラウドの導入などが主な業務です。

就職する企業によっても担当する役割が異なります。

たとえばWeb系のIT企業におけるインフラエンジニアは、サーバー・ネットワークの構築・運用・保守などの作業を担うことが一般的です。どちらの作業においても、作業の流れは変わりません。

案件によっては、さらに役割が細分化されることがあります。

インフラエンジニアの派遣の種類

インフラエンジニアの派遣について、以下3種類の特徴を解説します。

• 登録型派遣
• 常用型派遣
• 紹介予定型派遣

登録型派遣

登録型派遣は、人材が派遣会社に登録し、そこから紹介される派遣スタイルです。

最も一般的な派遣の方法で、派遣元会社と派遣先会社の間で契約を結びます。

派遣期間が決まっており、満了すると更新するか新たな派遣先を探すことが必要です。

また派遣先が決まらなければ、雇用契約が結ばれないため給与が発生しません。

常用型派遣

常用型派遣は、期間を設けずに派遣元会社と人材が雇用契約を結ぶ派遣スタイルです。

派遣先企業には、派遣会社の社員として送られます。

派遣元会社に在籍している正社員を迎え入れる形で、契約が交わされる点が特徴です。

そのため、派遣先が決まっていなくても雇用契約が結ばれたままのため、給与は発生します。

紹介予定型派遣

紹介予定型派遣は、派遣先企業との直接雇用に切り替わることを前提とした派遣形態です。

正社員として入社する前提で動くため、派遣先企業としては労働者の能力や適性を見極めた上で活用する必要があります。

ただし正社員へ切り替えず、派遣社員としてそのまま採用することはできないため注意が必要です。

インフラエンジニアを派遣に任せるメリット

インフラエンジニアを派遣に任せるメリットについて、5つ解説します。

業務効率がアップする

派遣エンジニアは、さまざまな場所で経験を積んでいる方が多いです。

また派遣社員は一般的に、就業前にマナー研修・スキル研修を行います。

そのため即戦力人材を雇うことができ、業務の滞りを軽減できるケースは少なくありません。

エンジニアに特化した派遣会社を選べば、知識・経験のある派遣社員を迎えられます。

スキルにマッチした人材を確保しやすい

企業が求めるスキルにマッチした人材を確保しやすい点が、インフラエンジニアを派遣に任せるメリットです。

正社員として雇用すると案件によってマッチするスキルが大きく変わるため、即戦力人材として雇ったとしても数年で即戦力として働けなくなるケースがあります。

一方で派遣エンジニアであれば、必要な技術を得意としているエンジニアを活用可能です。

必要に応じて人材を活用できる

人材が欠けたときに、派遣社員であれば求人募集・面接・入社書類の処理などの手間なしですぐに補完できます。

急な退職者が出た場合や、予想以上に工数がかかりそうな場合に人材を確保可能です。

一から採用活動をするよりも、派遣エンジニアに任せた方がスピーディに人材を集められるメリットがあります。

優秀な人材を確保しやすい

優秀な人材を確保しやすいことも、インフラエンジニアを派遣社員に任せる大きなメリットといえます。

派遣元会社から能力を示された上で人材を活用できるため、自社にとって最適な人材かどうかを判断しやすいです。正社員を採用するよりもミスマッチの発生を抑えやすいでしょう。

コスト削減に役立つ

派遣エンジニアは、必要な期間だけ働いてもらうことが可能です。

たとえば繁忙期だけ働いてもらうことで、正社員を雇用するよりもコストを抑えられます。

また経験豊富な派遣エンジニアを迎えることで、教育コストを大幅に削減できる点もメリットです。教育費がかかったとしても、正社員雇用による求人費用と比べると抑えられるでしょう。

インフラエンジニアを派遣に任せるデメリット

インフラエンジニアを派遣に任せるデメリットについて、解説します。メリットと比較して、検討してください。

正社員よりもコミュニケーションが取りづらい

派遣エンジニアは、正社員エンジニアよりもコミュニケーション不足になりがちです。

会社員エンジニアの場合、会社のビジョンに共感して入ってくる可能性が高く、必要に応じて社内人材とコミュニケーションをとってくれます。

しかし派遣会社の人材の場合、「会社の一員」という認識が低く、積極的にコミュニケーションを取りたがらない人もいます。

人材採用の難易度が高い

自社に最適な人材を紹介してくれることもあるが、派遣元企業の人材不足によって望んでいる人材を紹介してもらえないケースがあります。

また派遣先企業と派遣社員との面接は禁止されているため、必要な情報が理解できません。履歴書のみ確認できますが、派遣元企業と情報のやり取りがうまくいかず、求めている人材を確保できないケースも少なくありません。

ノウハウを蓄積できない

契約期間が短期のため、ノウハウを蓄積できないケースがあります。

優秀な派遣人材が退職した後にスキルや知識を共有できず、会社で技術力を保つことが難しくなるケースも多いです。

契約期間が切れた後に優秀な人材を確保するためには、同じような技術力を持った人材を正社員・派遣問わず一から探す必要があります。

派遣のインフラエンジニアを探す際に意識したいポイント

派遣のインフラエンジニアを探す際、意識すべきポイントについて解説します。

高い技術力を保有している

派遣のインフラエンジニアを探す場合、能力の高い人材を選ぶことが重要です。

派遣エンジニアを活用するメリットとして最も大きいのが、「必要に応じて即戦力人材を雇えること」でしょう。

高い技術力を持つ人材を雇わなければ、メリットを最大限活かせないため、技術力のハードルを一般採用よりも高めて選択することが大切です。

コミュニケーション力が高い

派遣エンジニアのデメリットとして、コミュニケーション不足になりやすい点があげられます。

どれほど技術力の高い人材だとしても、コミュニケーション不足に陥ってしまった場合はトラブルが起きやすく、いいものは作れません。 派遣会社に依頼する際は、コミュニケーション能力の高い人材を確保したいことを伝えましょう。

セキュリティリスクへの理解が深い

機密情報を漏洩しないためにも、セキュリティリスクへの理解が深い人材を採用することが大切です。

特にインフラエンジニアはIT基盤に関する業務がメインのため、機密情報を扱うことが少なくありません。 場合によっては派遣社員から情報が漏洩し、クライアントに迷惑をかけてしまうこともあるため注意が必要です。

まとめ

本記事では、インフラエンジニアの派遣の種類・派遣に任せるメリット・デメリットについて解説しました。

インフラエンジニアを派遣に任せることで、業務効率アップ・コスト削減などのメリットがあります。

ただし正社員よりもコミュニケーションが取りづらく人材採用の難易度が高いため、自社に合った派遣企業を選ぶことが大切です。

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