2年目のエンジニアを採用する方法|必要な準備や注意点について解説

エンジニアの採用時には、2年目のエンジニアをターゲットにすることも考えられます。2年目のエンジニアを採用するメリットや必要な準備を理解できれば、職場の戦力として活用できる可能性が高まるでしょう。本記事では2年目のエンジニアを採用するメリット・デメリット、必要な準備や注意点を解説します。

2年目で転職を始めるエンジニアは多い

エンジニアのなかには、2年目で転職を始める人も多いです。以下では、2年目で転職を始めるエンジニアが多いことを示すデータを紹介します。

新卒者の3年目までの離職率は30〜60%程度

厚生労働省の「新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況」によると、新卒者における3年目までの離職率は、30〜50%程度(平成31年3月のデータ参照)です。新卒で入った会社を、3年以内に辞めるケースは珍しくないことが分かります。エンジニアに関しても同様に、2年目で転職を決断する人は少なくありません。

※参考:新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況|厚生労働省

エンジニアは需要が高いため転職がしやすい

昨今はエンジニア不足が加速し、多くの企業が人材確保に追われています。みずほ情報総研株式会社の「IT 人材需給に関する調査 」によると2030年には、最大で79万人のITエンジニアが不足する可能性があるとされています。そのため、若いエンジニアも需要が高く、転職しやすい環境にある点が特徴です。

※参考:IT 人材需給に関する調査|みずほ情報総研株式会社(経済産業省委託事業)

新卒エンジニアが2年目で転職する理由

新卒エンジニアが2年目で転職する背景には、さまざまな理由があります。以下では、新卒エンジニアが2年目で転職する主な理由について解説します。

仕事内容が想定していたものと違ったケース

仕事内容が想定していたものと違ったために、転職を決意するケースは多いです。勉強してきたスキルが活かせない職場に配属された場合、転職して自分が活躍できる環境に移動する人もいます。また、企業によっては初年度からエンジニアに重要な仕事を任せることもあり、負担に耐えきれず離職するパターンも考えられます。

人間関係が問題となったケース

職場の人間関係が上手くいかず、ストレスが溜まって転職を決意するケースも珍しくありません。先に解説したように、エンジニアは需要が高いため、我慢して職場に留まるよりも、よりよい企業に転職することを選ぶ人も多いです。

2年目で転職をするエンジニアの特徴

2年目で転職をするエンジニアには、共通する特徴がいくつかあります。以下では、2年目で転職するエンジニアの特徴について解説します。

行動力と決断力がある

転職には時間と労力がかかるため、具体的な計画を考えることができても、それを実行に移せる人ばかりではありません。そのため、2年目から転職活動ができる人は、行動力と決断力がある人材と判断できます。積極的に行動できる人が多いため、将来的に職場をリードしたり、マネジメントしたりできるエンジニアに成長する可能性もあります。

やりたい仕事や目標がある

2年目で離職したエンジニアは、やりたい仕事や目標があるケースも多いです。自分の希望を叶えるために、転職を決意した事例も珍しくありません。エンジニアの希望を汲み取って仕事を任せることで、高いパフォーマンスを発揮してくれる可能性に期待できます。具体的にどのような仕事をしたいのか、その希望を自社で実現できるのかを、採用基準にすることが考えられます。

新卒2年目のエンジニアを採用するメリット

新卒2年目のエンジニアを採用することには、多くのメリットがあります。以下では、新卒2年目のエンジニアを採用するメリットについて解説します。

基本的な教育にかけるコストを抑えられる

2年目のエンジニアは、ビジネスにおける基本的な教育は終えているケースが多いです。そのため、教育コストを削減しつつ、若いエンジニアを採用できる点はメリットの一つといえます。一方で、教育や研修を一切行わずに仕事を任せることは、早期離職の原因となります。2年目のエンジニアに対しても、丁寧かつ充実した支援を実施しましょう。

将来性のあるエンジニアを確保できる

2年目のエンジニアは、まだ若いため将来性があると考えられます。自社でしっかりと教育し、実務で経験を重ねていけば、優秀な人材として将来会社を支えてくれる可能性もあります。将来性に期待する「ポテンシャル採用」を考える際には、2年目のエンジニアは採用対象となるでしょう。

新卒2年目のエンジニアを採用するデメリット

新卒2年目のエンジニアを採用する場合、メリットだけでなくデメリットにも注意が必要です。以下では、新卒2年目のエンジニアを採用する際のデメリットについて解説します。

早期離職の可能性がある

一度会社を辞めたことで、離職することに抵抗がなくなる人も多いです。そのため採用しても、早期離職となる可能性が懸念される点はデメリットになります。早期離職を防ぐために、採用したエンジニアのケアを万全に実施し、問題があってもスムーズに解決できる環境を整備することがポイントです。

任せられる仕事は新卒エンジニアと変わらない

2年目のエンジニアはまだ経験が浅いため、任せられる仕事は新卒エンジニアとそう変わりません。重要な業務や責任のある仕事を任せるには、力不足であるケースがほとんどだと想定されます。そのため、即戦力の人材を求める場合には、2年目のエンジニアは不向きだと考えられます。

新卒2年目のエンジニアを採用する上で必要な準備とは

新卒2年目のエンジニアを採用する際には、事前に準備を整えておくことが重要です。以下では、新卒2年目のエンジニアを採用するうえで、必要となる準備について解説します。

エンジニアの希望を把握する

採用前にエンジニアの希望を把握し、職場でそれを実現できるか検討します。2年目で転職をしたエンジニアは、何かしら仕事に対する強い希望を持つケースが多いです。希望が叶わないと離職の可能性が高まるため、事前に詳細を確認して、採用後に任せる業務内容を擦り合わせておくことがポイントです。

さまざまな形で支援できる環境を整備する

2年目のエンジニアが働きやすくなるように、多方面で支援できる環境の整備も準備の一環です。例えば「オンボーディング」「OJT」「メンター制度」など、入社したエンジニアを個別にサポートする制度の導入を検討しましょう。教育制度だけでなく、心理的に仕事がしやすい環境づくりを目指すことが、2年目のエンジニアを活かすために必要です。

新卒2年目のエンジニアを採用する際の注意点

新卒2年目のエンジニアを採用する際には、注意すべき点もあります。以下では、新卒2年目のエンジニアを採用する際の注意点を解説します。

即戦力として扱ってプレッシャーをかけない

先に解説したように、2年目のエンジニアはまだ経験値が足りないことがほとんどです。そのため、即戦力として扱ってプレッシャーをかけないように、職場全体で注意する必要があります。即戦力として動かすのではなく、じっくりと育成していく地盤が求められます。数年後に自社を支えてくれる人材に育つように、焦らずに時間をかけた育成が、2年目のエンジニアには必要です。

2年目のエンジニアをサポートする人材の確保も検討する

職場に余裕がないと、採用したエンジニアをフォローしきれない可能性があります。そこで2年目のエンジニアをサポートする人材の確保も、同時に検討することがポイントです。例えば、エンジニア派遣サービスなどを活用し、経験豊富な人材にサポートしてもらうことが考えられます。派遣であれば必要なタイミングのみ採用できるため、コストを抑えつつフォロー体制を整えられます。

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エンジニアの確保を考える際には、「アイエスエフネットのITインフラエンジニア派遣サービス」の利用がおすすめです。派遣するエンジニア全員を正社員雇用しているため、長期間の活用もできます。2年目のエンジニアをサポートするだけでなく、事業を根本的に支える人材の一人として扱えます。内勤技術体制が整っているため、派遣したエンジニアの支援も充実しています。

エンジニアが実力を発揮できるように、メンタル面と技術面から支えられる体制を持っている点が、アイエスエフネットのITインフラエンジニア派遣サービスの特徴です。

まとめ

新卒2年目のエンジニアは、採用対象として魅力的な人材です。将来性を考慮して採用することで、自社を支えるエンジニアとして長く働いてもらえる可能性もあります。この機会に2年目のエンジニアならではの特徴を把握し、採用に必要な準備を進めてみるのもおすすめです。エンジニアを確保する際には、「アイエスエフネットのITインフラエンジニア派遣サービス」の利用もぜひご検討ください。

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