エンジニア採用イベントとは|参加するメリットや採用につなげるポイントを解説

エンジニアを採用する際には、転職希望者に直接アプローチが取れる「採用イベント」への参加がよく検討されます。エンジニア採用イベント特有の採用フローを取り入れることで、人材確保がより進めやすくなるでしょう。本記事では、エンジニア採用イベントの概要や参加の手順、成功のポイントなどを解説します。

エンジニア採用イベントとは

エンジニア採用イベントをうまく活用するには、まずその概要を把握する必要があります。以下では、エンジニア採用イベントの基本について解説します。

エンジニアを確保したい企業と転職者が参加できるイベント

エンジニア採用イベントとは、エンジニア採用を目指す企業と転職者が参加できる転職イベントです。新卒採用時に実施される合同企業説明会の対象が、中途採用のエンジニアになったイベントともいえます。採用したい側とされたい側が直接出会える機会として、エンジニア確保の採用フローに活用されることが増えています。

大手企業が採用イベントを開催している

新卒採用のイベントと比較すると頻度は少ないですが、近年は大手企業もエンジニア採用イベントに力を入れはじめています。例えば「マイナビ転職フェア」「typeエンジニア転職フェア」「リクナビNEXT はじめての転職フェア」などが実施され、多くの企業が参加しています。今後も大手企業がエンジニア採用イベントを開催し、企業とエンジニアがマッチする機会の提供が進められると予想されるでしょう。

エンジニア採用イベントは3種類ある

エンジニア採用イベントには、いくつかの種類があります。以下では、エンジニア採用イベントの種類とそれぞれの特徴を紹介します。

総合型採用イベント

「総合型採用イベント」とは、さまざまな企業が一同に集まって開催される採用イベントです。大手企業も多数参加することから、転職希望者も集まりやすいのが特徴です。

特化型採用イベント

「特化型採用イベント」とは、特定の職種や業界に特化して開催される採用イベントです。エンジニアに特化した採用イベントに参加すれば、優秀な人材とマッチできる可能性が高まります。

エリア特化型採用イベント

「エリア特化型採用イベント」とは、特定のエリアでの転職のために開催される採用イベントです。行政や公的機関が開催するケースが多いです。Uターン・Iターンを目的とした転職者向けに、地元のみで掲載される企業情報や、地方求職者への手厚いサービスが得られるなど、独特なメリットがあります。

エンジニア採用イベントに参加するメリット

エンジニア採用イベントへの参加は、企業およびエンジニア採用を目指す担当者に多くのメリットがあります。以下では、エンジニア採用イベントに参加するメリットについて解説します。

転職を希望するエンジニアと直接出会える

エンジニア採用イベントは、転職を希望するエンジニアと直接会って話ができるメリットがあります。面接前に自社の魅力を伝えたり、具体的な採用フローを説明することができます。実際に会ってみることで自社とのマッチ度合いが分かるため、採用後のミスマッチの可能性を減らせる点もメリットです。

求人サイトにいない人材にアピールできる

エンジニア採用イベントに参加しているエンジニアのなかには、求人サイトなどを利用していない人もいます。転職するかまだ迷っている「転職潜在層」と出会える可能性もあるため、転職市場に出ていない貴重な人材にアピールできる可能性があります。採用対象の幅を広げられる点も、エンジニア採用イベントに参加するメリットです。

多くのエンジニアと短時間で交流できる

エンジニア採用イベントへの参加は、短時間で多くのエンジニアと交流できるメリットもあります。採用イベントの規模次第では1,000人以上の参加者が見込まれるため、多くの人材にアプローチが可能です。エンジニア採用イベントの時間を有効活用するために、エンジニアへのアピール方法などは事前に準備しておくと良いでしょう。

エンジニア採用イベントで注意すべきデメリット

エンジニア採用イベントには多くのメリットがある一方で、注意すべきデメリットもあります。以下では、エンジニア採用イベントのデメリットについて解説します。

参加に向けての準備が必要

エンジニア採用イベントに参加するには、当日に向けてさまざまな準備が必要です。例えば転職者にアピールする内容の考案や、ブースの設営方法の確認などに時間をかける必要があります。普段の採用活動とは異なる事前準備が必要な点は、エンジニア採用イベントのデメリットになり得ます。

参加料金がかかる

エンジニア採用イベントへの参加時には、イベントを主催する側に参加料金を支払う必要があります。だいたい50〜100万円のコストがかかり、規模が大きいほど費用も高くなります。採用コストの増加が懸念される点も、エンジニア採用イベントの参加時に注意しましょう。

イベント当日に多くの人員が必要

エンジニア採用イベントで成果を出すには、ある程度の人員が必要です。イベント当日に協力してくれる社員を集め、リソースを確保しなければなりません。人員が足りない場合には外注するケースも考えられますが、参加料金と合わさることでコストが高くなる点に注意が必要です。

エンジニア採用イベントに参加する手順

エンジニア採用イベントに参加する際には、以下の手順が参考になります。

1.参加するエンジニア採用イベントを決める

エンジニア採用イベントへの参加を検討しているのなら、まずは参加したいイベントを決める必要があります。エンジニア向けのイベントかつ開催地が遠くなく、参加料金が予算内に収まっているイベントを探しましょう。

2.イベントへの参加申し込みと手続きを進める

参加するエンジニア採用イベントを決めたら、資料のダウンロードや問い合わせを行い、申し込みと参加に必要な手続きを進めます。イベントの申し込みには期限があるため、早めに必要書類の準備などを行いましょう。

3.イベント当日に必要な資料やブースの準備をする

続いてイベント当日に使用する資料や、ブースの設営に必要な準備を進めます。例えば企業パンフレットやブースに設置するポスター、映像を流すモニターやアンケートなどを準備します。また、参加するスタッフに当日の役割を割り振り、やるべきことを明確にしておく必要もあります。

エンジニア採用イベントで採用を成功させるポイント

エンジニア採用イベントをきっかけに採用を実現するには、事前に「成功させるポイント」の把握が重要です。必要な備えや力を入れるべき点を理解できれば、エンジニア採用イベントの参加に向けて何をすべきかが明確になります。以下では、エンジニア採用イベントで成功を引き出すポイントを解説します。

エンジニアの興味を引くブースを設営する

採用イベントには多くの企業が参加するため、凡庸なブースではエンジニアに素通りされてしまう可能性があります。エンジニアの興味を引けるブースを設営し、話を聞いてもらう機会を作るのが成功のポイントです。エンジニア採用イベントの規模や雰囲気に合わせて、適切なブースを考案しましょう。エンジニアの興味を引くブースの設営例は以下のとおりです。

  • 企業メッセージを一番目立つ場所に分かりやすく展示する
  • 自社の魅力はVTRを使い、見せることで伝える
  • できるだけ多くの来評者に立ち寄ってもらえるように、直接スタッフによる呼び込みを行う

採用担当者が積極的にエンジニアに声をかける

エンジニアからのアプローチを待つのではなく、採用担当者の方から積極的に声をかけるのも成功のポイントです。転職希望者と接点を作ることで、その後の応募につながる可能性が高まります。声をかけてから応募を促すまでの流れを、事前にシミュレートしておくのも良いでしょう。

優秀なエンジニアにはその場で面接を打診する

優秀なエンジニアに出会えたら、その場で面接の誘いをかけましょう。募集してもらう手間を省ける上、そのエンジニアへの期待を事前に伝えられるため条件がマッチすれば採用の確率が高まります。さらにその場で面接の日程まで決められれば、エンジニアの採用に大きく近づきます。

まとめ

エンジニアの採用活動を実施する際には、エンジニア採用イベントへの参加も検討されます。エンジニアと直接出会える機会は少ないため、イベントへの参加によって関係性を構築できれば、採用の可能性を高められるでしょう。エンジニア採用イベントへの参加にはコストがかかります。確実に採用につながるアプローチができるとも限らないため、かけたコストが無駄になるリスクも懸念されます。

イベントによるエンジニアの採用活動もよいですが、派遣エンジニアを活用し、人材不足を解消する方法もあります。「アイエスエフネットのITインフラエンジニア派遣サービス」は、2,000名以上のエンジニアを正社員登用しているため、ニーズに合わせてさまざまなスキルを持つ人材を派遣できます。派遣後もエンジニアのフォローを継続して行うため、職場において高いパフォーマンスを発揮可能です。

この機会にアイエスエフネットのITインフラエンジニア派遣サービスで、派遣エンジニアを活用する方法もご検討ください。

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