【企業向け】フリーランスITインフラエンジニアの効果的な採用ガイド

ITインフラエンジニアは従来、企業に属して働くことが一般的でしたが、フリーランスのITインフラエンジニアが増えつつあります。この記事では、ITインフラエンジニアの増員や体制強化を検討している企業担当者に向けて、フリーランスのITインフラエンジニアの特徴を解説します。企業として雇用するメリットや、報酬の目安などをも見ていくので人材の課題解決に役立ててください。

Contents

フリーランスのITインフラエンジニアの仕事

フリーランスのITインフラエンジニアが担う仕事は、基本的に正社員と変わりません。具体的には、ITインフラの設計・構築・運用・保守が挙げられます。ちなみに、ITインフラの仕事は上流工程(設計・構築)と下流工程(運用・保守)に分類されることが一般的です。

ITインフラとは

ITインフラとは、ITシステムの基盤を担う重要な設備を指します。たとえば、パソコンやサーバー、ルーターなどの機器、OS、インターネット環境、セキュリティ面などがITインフラに該当します。

ITインフラエンジニアの主な職種

ITインフラエンジニアには、サーバーエンジニアやネットワークエンジニア、データベースエンジニア、セキュリティエンジニアなどの種類があります。フリーランスのITインフラエンジニアを雇う場合はどの職種の人材が必要か見極めておくことが大切です。

フリーランスのITインフラエンジニアの働き方

では、フリーランスのITインフラエンジニアはどのような働き方をしているのでしょうか。

オフィス常駐

オフィス常駐は、雇用したフリーランスのITインフラエンジニアをオフィスに常駐させ、作業を進めてもらう働き方です。現場で働いてもらえるため、他の社員などとコミュニケーションをとりやすいメリットがあります。

在宅勤務やリモートワーク

自社でクラウド型のシステムを利用している場合は、在宅勤務やリモートワークでフリーランスのITインフラエンジニアに仕事を依頼することが可能です。被雇用者の自由度が高くなる働き方ですが、雇用者としてはセキュリティ面に注意する必要があります。

ITインフラエンジニアを求める企業は増えている

2024年現在、官公庁などによるIT化やデジタル化、DXの推進を背景に、ITインフラエンジニアの需要が高まっています。一方で、クラウド化に対応できるスキルを持つITインフラエンジニアは、現状あまり多くない状況です。このため、ITインフラエンジニアの確保における競争率は高いことが予想されます。

フリーランスのITインフラエンジニアの最新動向と今後の予測

結論から述べると、オンプレミスからクラウドへ移行していく企業にとって、フリーランスのITインフラエンジニアを雇用するメリットは大きいです。実際、多くの企業でフリーランスのインフラエンジニアの活用が進んでおり、今後っも需要が高まることが予想されます。ただし、フルリモートで雇う場合は、トラブル時など難しい面があることも事実です。働き方に対して、互いに柔軟な考えが求められるでしょう。

フリーランスのITインフラエンジニアを雇うメリット

では、企業がフリーランスのITインフラエンジニアを雇用すると、どのようなメリットを感じられるのでしょうか。

即戦力になるITインフラエンジニアを得られる

フリーランスとして活躍しているITインフラエンジニアは、経験やスキルを豊富に持っている人が多いです。このため、企業は即戦力となるITインフラエンジニアを得られます。また、その時々に必要な業務の適任者に委託すれば効率がよくなり、コストも抑えやすいです。

社内SEへのよい刺激になる

経験豊富なフリーランスのITインフラエンジニアを雇用すれば、自社にないノウハウを得ることができるでしょう。よい刺激となり、社内SEの成長にもつながる可能性があります。会社全体のレベルアップが実現するかもしれません。

フリーランスのITインフラエンジニアを雇うデメリット

いろいろなメリットがある一方で、フリーランスのITインフラエンジニアを雇うデメリットもあります。ここで確認しておきましょう。

企業への帰属意識が低い

フリーランスのITインフラエンジニアに仕事を依頼することは可能ですが、あくまでも委託、というかたちです。このため、企業への帰属意識が低く、仕事への責任感や情報漏洩に対する危機管理能力などの不安があります。

適任者がすぐに見つかるとは限らない

フリーランスのITインフラエンジニアは増えていますが、さまざまな企業が欲しがっているため、優秀な人材の確保は難しい傾向にあります。すぐに適任者が見つかるとは限らないため、採用がスムーズに行かない場合の想定も重要です。

フリーランスのITインフラエンジニアの年収相場

一般的にフリーランスのITインフラエンジニアの年収相場は、正社員雇用に比べて高い傾向にあります。ここで、フリーランスのITインフラエンジニアの年収相場を確認しましょう。

年収相場

あくまでも平均的な数値になりますが、フリーランスのITインフラエンジニアにおける平均年収は約770万です。ただし、経験年数や実績により変動するため、企業として見極めが必要です。

フリーランスのITインフラエンジニアを雇う方法

フリーランスのITインフラエンジニアを雇うには、クラウドソーシング、人材紹介会社、SNSなどの活用といった方法があります。それぞれ確認していきましょう。

クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、仕事を発注する企業と仕事を探す個人のマッチングが可能なプラットフォームのことです。フリーランスのITインフラエンジニアも多く登録しています。ただし、個人によってスキル面にバラツキがある点に注意が必要です。

人材紹介会社

人材紹介を専門とする会社に相談する方法も有効です。クラウドソーシングと比較すると、スキルや実績が明白な登録者が多い傾向です。ただし、人材紹介会社のサービスを利用することになるため、マージンが発生する場合があります。

知人からの紹介やSNSの活用

知人や友人に、フリーランスのITインフラエンジニアを紹介してもらう方法もあります。既存のコミュニティで見つからない場合は、SNSやホームページなどインターネットで探し、DMでアプローチする方法も検討してみましょう。

フリーランスのITインフラエンジニアを採用するプロセス

フリーランスのITインフラエンジニアを採用する場合のプロセスを解説します。

必要とするITインフラエンジニアの定義の明確化

まずは、自社に必要なエンジニアの要件をしっかりと定義しましょう。定義を明確にすることで、人材と業務、募集背景とのミスマッチを防ぎます。

採用ターゲットのペルソナ設定

次に、採用ターゲットのペルソナを設定します。年齢、経験・実績、スキルなどをできるだけ詳しく決めることで、採用基準が明確になりやすいです。ペルソナは採用方法を選ぶ基準にもなるので、慎重に設定しましょう。

採用方法の検討

最後に、最適な採用方法を検討しています。ペルソナやコスト面をもとに、採用方法を考えるといいでしょう。採用にかける期間も検討材料となります。

フリーランスのITインフラエンジニア採用における注意点とリスク回避策

フリーランスのITインフラエンジニアを採用する場合、注意すべきポイントがあります。ここでは、注意点とリスク回避策を解説します。

フリーランス採用における注意点

フリーランスのITインフラエンジニアを採用する際は、相手のスキルや実績、姿勢などの見極めが重要です。また、業務内容や報酬内容における認識のズレがあると、トラブルに発展しやすいため注意しましょう。

フリーランス採用におけるリスク回避策

フリーランス採用のリスクを回避するためには、面接を行い、きちんと意思疎通することが大切です。相手のスキルや実績などを見極めましょう。また、契約に関する書面を交わす際に、業務内容や報酬内容についてしっかりと説明するようにします。

フリーランスのITインフラエンジニアの雇用が向いている企業と向いていない企業

需要が高まっているフリーランスのITインフラエンジニアですが、雇用が向いている企業と向いていない企業があります。それぞれ確認しましょう。

向いている企業

フリーランスのITインフラエンジニアの雇用が向いている企業は、数か月~数年の一定期間だけ必要とするスキルがある企業、即戦力となる知識や技術を求めている企業です。また、報酬以外の人件費を抑えたいと考えている企業も、フリーランスのITインフラエンジニアの雇用に適しているでしょう。

向いていない企業

コア業務を任せられるエンジニアを求めている企業、社内の成長とともにノウハウを蓄積したいと考えている企業は、フリーランスのITインフラエンジニアの雇用には向いていません。自社への帰属意識が高い人材を社内で育成する方法を検討してみましょう。

フリーランスのITインフラエンジニアを雇う際に見るべき要素

フリーランスのITインフラエンジニアを雇う際は、自社で必要になるスキルを持ち合わせているか確認します。ここでは、見るべき要素を解説します。

スキルのアップデート

クラウド関連のスキルやビッグデータを扱うスキルを指します。即戦力となる人材には時流に乗ったスキルが不可欠なので、採用時に必ず確認しましょう。

実務経験

フリーランスとして活躍するITインフラエンジニアは実務経験が豊富な場合が多いですが、なかには未経験でフリーランスになった人も存在するので確認しておきます。技術者としての経験だけでなく、マネジメント経験を持つ人材だと心強いでしょう。

所有する資格

資格は能力を判断する参考になるので、履歴書などで確認しましょう。たとえば、情報処理技術者試験、AWS認定、Linux技術者認定、シスコ技術者認定などの資格を持ち合わせているかチェックするといいでしょう。

コミュニケーション力

フリーランスであっても、チーム内や会社とのコミュニケーションは欠かせないため、コミュニケーション力を持ち合わせているか確認します。面接などを通して会社側の要望が伝わりやすいか、スムーズに意思疎通できるかチェックします。

自己管理力

仕事を委託している最中に体調を崩されると、業務が滞ってしまう可能性があります。このため、きちんと自己管理できるフリーランスであるかの見極めも不可欠です。

ITインフラエンジニアの悩みに派遣という選択肢

フリーランスのITインフラエンジニアに不安があったり、採用までに足踏みしたりする場合は、派遣を活用することも検討してみましょう。

ITインフラエンジニアが在籍している派遣企業に依頼することで、自社の希望に合う人材を派遣してもらえます。自社でITインフラエンジニアを探す手間が省けるだけでなく、気軽にプロジェクトに必要なITインフラエンジニアの人数調整が可能です。

まとめ

ITインフラエンジニアはIT化やデジタル化、DXの推進を背景に需要が高まっています。しかし、クラウド化に対応可能な人材はあまり多くなく、人材確保の競争率が高い状態です。

フリーランスのITインフラエンジニアは、クラウドソーシングや人材紹介会社を利用することで、人材を確保することが可能です。

アイエスエフネットのITインフラエンジニア派遣サービスは、ITインフラサービスとして最大級で、正社員で雇用しているエンジニアの派遣が可能です。教育体制やサポート体制も充実しているので、人材確保の課題解決に悩んでいる方はお気軽にご相談ください。

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