ITインフラエンジニアはやめとけ?その理由や企業側が採用時に注意したいポイントを解説
ITンフラエンジニア志望者を対象とした記事では、しばしば「ITインフラエンジニアはやめとけ」という意見が見られます。なぜ、ITインフラエンジニアを薦めない人が多いのでしょうか?本記事では、ITインフラエンジニアの採用や受け入れを検討している企業に向けて、「ITインフラエンジニアはやめとけ」と言われる理由を解説します。企業として注意したいポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。
Contents
「ITインフラエンジニアはやめとけ」と言われる理由とは?
「ITインフラエンジニアはやめとけ」と言われる理由は、主に以下の6つです。
1.急な呼び出しが発生する
ITインフラエンジニアは、サーバーやネットワークなどのITインフラの設計・整備や運用・保守を担います。ITインフラはあらゆるシステムの基盤となるため、トラブル時には、急な呼び出しが発生することもあるでしょう。
「いつトラブルで呼び出されるかわからない」という緊張感から、ストレスが蓄積されてしまうケースも少なくありません。
2.深夜労働や休日出勤が多い
深夜残業や休日出勤が多いことも、「ITインフラエンジニアはやめとけ」と言われる原因の一つです。ITインフラエンジニアは、取引先の業務に支障が出ないように、深夜や休日に労働することが多くあります。
たとえば、サーバーの管理やネットワークの調整は、利用者の少ない深夜に行うケースが一般的です。また、取引先が平日稼働を前提としている場合、システムの保守・管理は休日に行わざるをえません。
3.常に自己研鑽に励む必要がある
IT技術は日進月歩で、日々新しい技術やサービスが生まれています。そのスピードについていくためには、自己研鑽が不可欠です。
ITインフラエンジニアには、常に最新のIT情報をキャッチし、知識やスキルをアップデートする姿勢が求められます。また、資格取得のために勉強が必要になることもあるでしょう。常に自己研鑽を求められることに対し、プレッシャーやストレスを感じてしまう人も少なくありません。
4.活躍が目立ちにくい
ITインフラエンジニアは裏方的な業務が多く、いわば「縁の下の力持ち」的な存在です。努力しても活躍が伝わりにくいため、人によっては仕事にやりがいを感じられなくなってしまうこともあるでしょう。
また、ITインフラは「正常に稼働することが当たり前」と認識されています。そもそも評価される機会が少ないことも、やりがいを感じづらい原因の一つです。
5.会社によってはスキルアップが困難
研修や資格取得支援の制度が不十分な会社では、エンジニアとしてのスキルアップは難しいでしょう。成長している実感を得られないと、エンジニアとしてのやりがいも感じづらく、働くモチベーションを維持することが困難になってしまいます。
6.単純作業が多い
ITインフラエンジニアは、システムの運用・保守を担うため、どうしても単純作業が多くなりがちです。マニュアル化されたルーティン業務が多く、仕事にやりがいを感じられなくなるエンジニアも多くいます。
ITインフラエンジニアに向いている人の共通点
採用活動におけるチェックポイントとして、ITインフラエンジニアに向いている人の特徴を解説します。
IT機器や機械が好き
ルーター・スイッチングハブなどのハードウェアを扱うことも、ITインフラエンジニアの業務の一つです。普段からIT機器に興味を持っていて機械いじりが好きな人なら、楽しみながら働くことができるでしょう。
知的好奇心や学習意欲が高い
IT業界は、日々驚くほどのスピードで進化しています。急速な変化に対応するためには、自発的な「学び」が欠かせません。ITインフラエンジニアは、知的好奇心や学習意欲が旺盛で、スキルや知識を貪欲にアップデートできる人に向いているといえるでしょう。
冷静沈着で、ものごとを理論的に考えられる
ITインフラエンジニアは、急なシステムトラブルにも落ち着いて対応しなければなりません。焦らず的確な対応をとる必要があるため、トラブルの原因を冷静かつ理論的に考えられる力が求められます。
「裏側から支えること」にやりがいを感じる
ITインフラを管理するITインフラエンジニアは、企業にとって重要な存在です。しかし、表立って活躍する機会はそれほど多くないため、縁の下の力持ちとして組織を裏側から支えることが好きな人に向いています。
コミュニケーション能力が高い
プロジェクトチームの一員として働く場合や、客先常駐で働く場合は、コミュニケーション能力が求められます。システムの要件定義や設計などの上流工程を担当する場合は、クライアントからうまく要望を引き出す力も必要となるでしょう。
ITインフラエンジニアを採用する方法
ITインフラエンジニアを採用する方法としては、求人広告や人材紹介を利用するケースが一般的です。そのほかにも、ダイレクトリクルーティングやリファラル採用、アウトソーシングといった方法も考えられます。なかには、自社採用とアウトソーシングを同時に行う場合もあるでしょう。
ITインフラエンジニアの採用は難しい?
多くの企業にとって、ITインフラエンジニアの自社採用は難しい課題です。ITインフラエンジニアは、流動性が比較的少ない職種といわれています。また、経験豊富なエンジニアは引く手あまたなため、転職市場から早期にいなくなってしまいます。限られた人材のなかから、自社が求めるスキルセットにぴったり合う人材を見つけることは、容易ではありません。
そもそも、前述のような理由から、ITインフラエンジニアとして働くことに抵抗を感じる人も少なくないでしょう。
ITインフラエンジニアを採用する際の注意点
ITインフラエンジニアを採用するためには、「ITインフラエンジニアはやめとけ」と言われる理由やエンジニアの不安を払拭することが大切です。ここでは、企業がとるべき対応について、詳しく解説します。
エンジニアが働きやすい環境を整備する
ITインフラエンジニアは曜日・時間を問わず、急なトラブル対応で呼び出されることがあります。そのような現場を経験してきた求職者にとって、プライベートな時間をきちんと確保できる職場は魅力的に見えるでしょう。ワークライフバランスを意識し、エンジニアが働きやすい環境を整備することが大切です。
研修やスキルアップ支援の制度を設ける
「ITインフラエンジニアはやめとけ」と言われる理由の一つに、常に自己研鑽が必要な一方で、会社によってはスキルアップ支援が不十分であることも挙げられます。
エンジニアのスキルアップやキャリアアップを後押しできるように、従業員に向けた支援制度にも力を入れましょう。エンジニアの教育に取り組むことは、業務中のミスやトラブルを防ぐことにもつながります。
夜間休日対応について明示しておく
ITインフラエンジニアは、顧客の稼働時間の都合や急なトラブルなどで、夜間休日対応が多くなりがちです。
時間外対応の多さを理由に転職を考えるエンジニアも少なくないため、夜間休日の電話や呼び出しの有無については、しっかり明示しておきましょう。時間外対応が少ない場合は、求職者へのアピールポイントになります。
ITインフラエンジニアをお探しなら、エンジニア派遣サービスもおすすめ
上記のような施策を実践していても、インフラエンジニアの採用に苦戦している企業は少なくありません。
自社採用が難しい場合は、エンジニア派遣サービスを活用しましょう。エンジニア派遣サービスを利用すると、以下のようなメリットが得られます。
採用・教育コストを削減できる
エンジニア派遣サービスは、その名のとおりエンジニアに特化した派遣サービスです。ヒアリングの内容をもとに、エンジニア派遣会社が、自社に適したエンジニアを紹介してくれます。
派遣されるエンジニアは即戦力として活躍できるスキルを持っているので、自社で採用する場合と比べて、採用・教育コストを削減できるでしょう。
必要なスキルを持つ人材を確保できる
エンジニア派遣会社には、さまざまなスキルや経験を持つ人材が在籍しています。そのため、自社にとって必要なスキルセットを持つ人材を確保しやすいでしょう。
必要なタイミング・期間のみエンジニアを増員できる
エンジニア派遣サービスは、一定期間のみ利用することも可能です。
「急な退職者が出た」「社内に必要なスキルを持つエンジニアがいない」など、必要なときに必要な人数だけ、スピーディに人材を確保できます。
まとめ
ITインフラエンジニアは、急な呼び出しや夜間休日対応が多いうえに、業務の性質上、活躍が目立ちにくい傾向があります。ITインフラエンジニアを確保するためには、「ITインフラエンジニアはやめとけ」と言われる理由を理解し、適切な施策を実施することが大切です。
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